12/7(土)コープライフサービス会議室にて、「グリーフ(悲嘆)を知り語らうセミナー」を開催しました。ご両親や伴侶を亡くされた方6名が参加されました。
前半は講師から、「大切な人を喪ったとき、こころやからだにどんなことが起こるのか」をお話しました。死を否認したり、罪悪感を持ったり、後悔したり・・・。そんな気持ちは自然なことで、「自分はおかしいのかもしれない?」なんて思わないでくださいとお話すると、みなさん思い当たることがおありなのか、涙ぐまれながら聴いてくださいました。
後半は、参加者がそれぞれの想いをお話しくださいました。夫の最後の日のこと、夫が亡くなったことをまだ周りの人に話せないでいること、父が亡くなって20年以上たつのにその日のことを思い出すと涙が出てしまうことなど、大切な想いを語ってくださいました。
最近は「ピンピンころりがいい」とみなさんおっしゃいますが、本人はその方がいいのはわかりますが、遺されてものは、急に心にポッカリ穴が開いたようになって寂しいですよとのお話に、みなさん、大きく頷かれていたのが印象的でした。
「グリーフ」という言葉は、まだまだなじみのない言葉ですが、大切な人を亡くされた方には、店舗のポスターやぷらすmioの「グリーフセミナー」の記事が目に留まって、申し込みにつながったのだと思います。
多くの人に必要とされることではないかもしれませんが、目の前の人に寄り添うことの大切さを感じたセミナーでした。
【アンケート抜粋】
・ 皆様、それぞれ悲しみ、つらいお気持ちを持って、それでも前向きに生きていこうとする姿に少しだけ勇気をいただきました。
・ 皆に知っていただいて、社会が温かくなることを願います。
・ グリーフケア講習、本を読んでみたり。でも、今日のセミナーはあたたかく包み込んでくれるようで、参加して良かったです。
・ このような会を、また開いていただけたらうれしいです。