大切な人を失ったとき、悲しい・寂しい・つらいなどいろいろな感情が湧き上がってくるのは自然なこと。でも、常識や先入観などによって気持ちが抑えつけられて、本当は大きな声をあげて泣きたいのに涙が出てこないというようなこともあります。これが「グリーフ(悲嘆)」です。
特に日本では、死別による悲しみを内に秘め、感情を抑えて早く日常の生活に戻ることが「美徳」であるとされる傾向があります。このような社会の常識や慣習などに囚われてずっと悲しみを抑え込むことは、身体・精神に影響を及ぼすとともに、家族・友人との関係や自分自身の「生きがい」にまで影響を与えるといわれています。
グリーフは、海に例えられます。大切な人を失った辛さは、押し寄せては引き、また押し寄せる波のように繰り返し、自分でコントロールすることはできないのです。
グリーフの状態になると、「自分がおかしくなってしまった」と感じたり心細くなったりすることがあります。また、自分が抱いている思い・感情を周囲の人に共感をもって受け入れられなかったり、グリーフに対する誤解から出る不用意な言葉を受けたりすると、グリーフの状態を長引かせる要因になることがあります。
大きな悲しみの中にある方が、自分の思いや感情を外部に対して表現できるように温かく支え共感して受け止めること、自分で「悲しみ」を受け入れられるようになるための支援を「グリーフサポート(グリーフケア)」といいます。
ゆきげ葬(かながわ)では、グリーフ(悲嘆)について、一人でも多くの方に知っていただきたいという思いから、グリーフセミナーを開催しています。
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